日本自動車工業会が26日発表した8月の4輪車生産実績は、前の年の同じ月に比べ1.7%増の70万6613台となり8カ月ぶりのプラスに転じた。輸出の増加が主な増加要因。
8月は国内販売が普通乗用車の新型車を中心に販売が伸び1.6%の増加となった。また輸出もアメリカ向けを中心にSUV(スポーツユーティリティビークル)が好調だったことから、昨年12月以来8カ月ぶりのプラスに転じた。
ただ、9月は『カローラ』、『シビック』など、新型車が相次いで投入された前年の水準が高かったことから今年は国内販売が目立ったマイナスとなる見通し。また米国もテロの経済面への影響により新車市場にもマイナス影響が出始めると見られており楽観できない状況だ。