三菱自動車は、アメリカの同時多発テロ事件に関係した報復攻撃が予想される中東近隣諸国の駐在している日本人従業員のほとんどを帰国させたことを明らかにした。
同社によると同時多発テロ事件前には中東近隣諸国に派遣していた駐在員はサウジアラビア、バーレーン、トルコに各1人づつと、UAE(アラブ首長国連合)に7人を配置していた。同時多発テロ事件でアメリカが報復攻撃に踏み切るのは確実な情勢で、緊張が高まっている。同社では、UAEに3人の駐在員を残し、残りの駐在員、家族を全員帰国させた。
また、同社はテロ事件発生後に同社のグループで10万ドルの義援金をアメリカ赤十字に寄付しているが、新たに10万ドルを追加分して寄付することになった。