週明けの米国株市場が、テロ事件後初めての反発。安心感が広がり、全体相場は3営業日ぶりに反発した。財務省・日銀の円売りドル買い介入で、円相場が1ドル=117円台に軟化したことも支援材料となり、自動車株は全面高となった。
日産自動車が、前週末比39円高の460円と3日ぶりに反発。外資系証券の買いを中心に、出来高は市場トップと膨らんだ。トヨタ自動車も、210円高の2970円と9日ぶりに反発。テロ事件発生から約27%下落していただけに、海外の投資家の買いが入っていたようだ。ホンダは365円高の3650円と上げ、スズキも96円高の1051円と急伸し、一気に1000円台を回復した。
もっとも、先行きについては依然不透明なまま。この日の上げも信用取引の売り方の買戻しが大きいだけに、外部環境の変化に左右される展開が続きそうだ。