スズキは、タイに二輪車の企画、デザインから購買や原価管理業務まで行う新会社「スズキ・モーターR&Dアジア」を設立し、本格的に稼動を開始したと発表した。新会社はアセアン諸国向け二輪車の商品力強化とコストダウンの推進を図るのが目的で、当初の従業員数は35人程度。スズキがR&Dに特化した会社を設立するのは今回が初めて。
アセアン諸国向けに二輪車の商品の企画やデザイン、設計のほか、実際に製造するに当たってコストダウンのための購買企画や原価管理も行う。タイなどのアセアン諸国で需要の高い排気量=100〜125ccクラスの二輪車を開発していく。
タイでコストの安い二輪車を生産して、中国のコピーバイクに対抗するとともに、日本への逆輸入も検討しているための拠点と見られる。