ホンダは4日、これまでは全量をオランダ、バンドーネ(ファンドールネ)社から購入していたCVT(無断変速機)の駆動ベルトを今年秋から自社生産するという方針を明らかにした。売り上げを好調に伸ばす『フィット』などに装着するという。
CVTに使う金属ベルトは開発を担当したオランダのバンドーネ社がシェアを独占しており、これまで自動車メーカーは同社から調達を行っていた。
しかし、フィットなどの好調な売れ行きよって調達が追いつかない状況が続いていることから、自社生産に踏み切ることになった。栃木県のホンダエンジニアリング栃木技術センターに生産ラインを整備し、月間5000本で生産し、バンドーネ社製のベルトと併用するという。
CVTは『シビック・ハイブリッド』でも使用することが決まっており、内製を可能としたことで装着車種は今後も増えそうだ。