全体相場は6日ぶりに反発。軟調な展開が続いていたが、自民党幹部の銀行への公的資金再注入を示唆する発言が伝えられた途端、急速に切り返した。自動車株も全面高。
日産自動車が前日比23円高、トヨタ自動車が140円高、ホンダが90円高とそろって反発。三菱自動車工業、いすゞが上げ、スズキ、ダイハツ工業もしっかり。下げたのは、4円安の富士重工業1社だけだった。
もっとも、この日の上げはこれまで売り込まれてきた反動。円高基調の為替相場や米国景気の減速など、外部環境はアゲンストの動きになっている。業績の行方にもかげりが出てきただけに、株価についても楽観視はできない情況だ。