ホンダは24日、米カリフォルニア州で新地域交通システム「CarLink II」の運用を開始したと発表した。『シビック』の超低排出ガス車27台を駅周辺の企業に通う会社員や住民に共同利用してもらう。
実用実験はカリフォルニア州交通局、カリフォルニア大学デービス校と協力して行うもので、サンフランシスコからシリコンバレーまでを通るカルトレイン鉄道のカリフォルニア・アベニュー駅の駐車場に車両ポートを設け、そこを基点に周辺で車両を共同利用してもらうもの。
同社はカリフォルニア州で新地域交通システムの実用実験を99年から開始している。今回開始した第2段階の実験運用では車両位置検知にGPS(世界測位システム)を導入するなどシステム面での改善を図った。
また今回の実験の狙いである経済性の評価を行うため、会員からひと月300ドル(約3万6000円)企業会員は350ドル(約4万2000円)の会費を徴収する。