謎が残る発火事件---携帯用ガソリンタンクはどこに消えた?

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謎が残る発火事件---携帯用ガソリンタンクはどこに消えた?
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19日、愛知県常滑市の市道を走行中のクルマから突然出火し、このクルマがほぼ全焼するという事故があったが、事故の原因は携帯用タンクに入れたガソリンに何らかの火が引火した疑いが濃厚になってきた。愛知県警ではさらに調査を進めている。

この事故は19日の午後1時40分ごろに発生したもので、常滑市の市道を走行していた49歳会社員所有の三菱『デリカ』が走行中に突然出火。車内に炎が燃え広がった。火は15分ほどで消し止められたがクルマはほぼ全焼の状態。運転してた所有者の男性は逃げることができずに車内で焼死している。

警察では当初、クルマの燃料が漏れたことが事故の原因ではないかと見ていたが、後の調査でこのクルマに使用されている燃料は軽油であることが判明。着火しても猛烈に燃え上がる可能性は少ないことから、クルマの欠陥から何らかの事件性まで、他の要因があるのではないかとして捜査を進めてきた。

その結果、この男性が事故直前にガソリンを買っていることが判明し、携帯タンクを客席に積んだ状態でガソリンスタンドを後にしていることがわかった。警察ではこのガソリンに何らかの火が引火した可能性が強いとみているが、車内に置いてあったはずの携帯用タンクは見つかっていないという。

《石田真一》

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