トヨタ自動車は9日、高濃度アルコール含有燃料を使用した4車種で合計13件の燃料漏れやエンジンの故障などのトラブルがあったとし、ホームページに使用燃料についての注意書きを掲載したと発表した。
高濃度のアルコール燃料では同日、ホンダが発火事故の事例があったと国土交通省に報告している。トヨタ車では発火などの重大な事故には至っていないものの『RAV4』、『オーパ』、『クラウン』、『マークII』でエンジンの始動不良やエンスト、燃料漏れの事例があった。
同社はホームページ上で、自動車は指定された燃料(ガソリンは無鉛ガソリン、ディーゼル車は軽油)の使用を前提に設計されていることや、高濃度のアルコール燃料を使用した場合には最悪の場合、火災に至る可能性があるとし、メーカー指定の燃料を使用するよう注意を促している。