【新型メルセデスベンツ『SL』】あなたも「バリオトップ」のとりこに

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新型メルセデスベンツ『SL』がすごいのはスタイリングだけじゃない! 一番のセールスポイントと言ったら、折りたたみ式ハードドップの「バリオトップ」である。これは従来のソフトトップに代わったもので、11個の油圧アクチュエーターによって作動する。

全天候型クーペから、風を切って走るロードスターに変身するのにかかる時間はたったの16秒、これはレクサス『SC430』(日本名トヨタ『ソアラ』)より4秒も早い。センターコンソールのスイッチひと押しで、トランクが普通とは逆向きの後ろヒンジで開き、アルミ製ルーフがリアシート背後に収まる。これはキーホルダーについたボタンからでも操作できるから驚き! 一度試したらだれもがとりこになること間違いなし。

ラゲッジスペースはルーフを上げた状態で、ロードスターとしてはかなり大きめの317リットル。ルーフを降ろした状態だと235リットルまで縮小するが、まあ仕方ない。ハードトップにはオプションで特製強化ガラスを選ぶことも可能で、『Cクラス・スポーツクーペ』に似た雰囲気を体感できる。

また、ルーフのデザインのおかげでエアロダイナミクスは、“ダイナミック”に改良されている。ルーフを開けた状態で、CDは前モデルの0.32から0.29にまで改善。ルーフをたたんだ状態での成績はもっと優秀で、以前の0.43というお世辞にも優れているとは言えない値から、0.34にまで大幅に下げることに成功している。

次にボディ・サイズを見てみると、先代より全体として大きめ。全長は36mm伸びて4535mm、全幅は6mmプラスの1815mm、そしてホイールベースは45mmも伸びて2560mmに。近頃どんどん厳しくなってきているフロント部のクラッシュテストを恐れることもなく、フロントオーバーハングは10mm削られて959mmにサイズダウン、一方リアオーバーハングは1mmとわずかながら長くなって1016mm。

ところでこのSLというネーミング、もともとドイツ語で“Sport”とか“Light”とかいった意味を持つ単語から派生している。というわけで、今度のSLもこの名に恥じることないよう、メルセデスベンツは知恵を絞ってスタイリングしたのだ。そしてボンネット(スチール製の先代に比べて15kgも軽量)、フロントフェンダー、ドア、それにトランクの開閉部はすべてアルミ製であり、ドアフレームはマグネシウム製。だから特製ルーフが乗っかっているにもかかわらず、車両重量は先代を120kgも下回る1770kgになっている。

車内を覗いてみる。昔から変わらない2シーターキャビンは豪華な雰囲気をかもし出していて、あらゆる最新快適装備を整えている。オプションも充実、エアコンとマッサージ機能付きシートに、シートと一体化したシートベルト、それに付近の渋滞や交通情報を知らせてくれるカーナビなど、ライバルに劣ることはまずない。少し長くなったホイールベースのおかげで、キャビン長も47mmアップ、シートの前後調節も従来より50mmゆとりを持って行える。

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