ファイアストンのタイヤ問題が起きて以来、他のメーカーのタイヤでも同様にトレッドがはがれる、という事例がある、とアメリカでは裁判続き。そんな中、大量の自主タイヤリコールを発表したフォードも、ファイアストンのタイヤをどのメーカーのタイヤに置き換えればいいのか、悩みがつきないようだ。
例えばフォードがファイアストンの代わりに提供したタイヤの中にコンチネンタルのジェネラル・ブランド『アメリ550AS』も含まれていたが、このタイヤは現在NHTSA が「安全性に問題あり」として調査中。フォードはコンチネンタルをリストからはずしたものの、すでに4300台がこのコンチネンタル製タイヤに取り替えられている。
そのコンチネンタルは現在ファイアストンと協調してNHTSAのタイヤ安全性の調査方法に問題あり、と抗議中。アメリカだけでも60を超えるタイヤメーカーのタイヤが流通しているが、本当に安全なタイヤはどこにあるのか、と消費者の不安が募っている。