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将棋倒しは人災!? 警備計画に救急車の出動要請なし

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将棋倒しは人災!? 警備計画に救急車の出動要請なし
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21日夜、兵庫県明石市のJR朝霧駅歩道橋で花火見物の群集が将棋倒しとなり、小学生など10人が死亡、117人が重軽傷を負った事故で、死傷者が集中した歩道橋南側付近に最初の救急車が到着したのは、事故から40分も後だった。

これは明石市消防本部が24日に明らかにしたもの。今回のイベントについては、市が事前に作成した自主警備計画書が警察と警備会社に配布されただけで、消防本部は全く関知していない状態だったという。

通常、大規模なイベントでは体調を崩したり、ケガ人が発生することを想定し、警備計画の中に救急車の派遣要請を盛り込み、消防本部もそれに応じて現場付近に救急車を待機させておくのだが、今回のイベントでは要請が無かったため、通常どおり消防署での待機状態だった。出動要請があったのは事故直後だったが、道路の渋滞などで到着が遅れ、第一陣が現場に到着したのは事故から40分後のことだったという。

また、このイベントには複数の警備会社が参加していたが、そのうちの1社の担当者が警備計画内に救急車の出動要請が盛り込まれていないため、これを疑問視。独自の判断で救命知識のある社員を現場付近に待機させていた。結果的にはこれが「当たり」で、緊急蘇生措置を行い、実際に数人の命を助けることになった。

今回の事故のように圧力が元で呼吸が停止するようなケースだと、デッドラインは事故から3分程度と言われている。もし、警備計画書に救急車の出動要請が事前に盛り込まれていたなら、10人のうち半数程度は助かったのではないかとする医療関係者もいる。
《石田真一》

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