730円払いたくないから仮眠---静岡県警が時間潰しはダメよ

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730円払いたくないから仮眠---静岡県警が時間潰しはダメよ
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静岡県警は、国道1号線浜名バイパスの夜間通行料が無料化されて以来、頻発するようになった料金所周辺の違法駐車を一掃するため、この夏から抜き打ちで安全キャンペーンを実施する方針を決め、19日夜にその第一弾を行ったことを明らかにした。

浜名バイパスは交通量の多い国道1号線の短絡ルートとして、1978年に有料道路として開通した。ところが通行料金の高さからか、大型車などはこのルートの通行を敬遠。そのまま国道1号線に流入するケースが多く、地域住民からは騒音や排出ガスの問題などで再三の指摘を受けてきた。このため、1999年4月からは午後10時以降の夜間に限って通行料金を無料化し、大型車の通行を誘導させる措置を取ってきた。

ところが無料化以後、新たな問題が発生した。通行料金を払いたくないがため、料金所の閉まる午後10時までの間、料金所近くの路肩にトラックを止めて時間を潰すドライバーが頻発。中には本線上にクルマをはみ出して停車したまま仮眠を行うドライバーも存在するという。また、料金所近くにトラックやトレーラーが時間潰しをしていることを知らず、そのまま通行してくるクルマとの間で追突事故が連続して起きるようになったため、ついに警察も立ち上がることに。

19日の夜、新居署の署員が停車中のトラックのドアを1台ずつノックし、路肩への駐車が違法であることを告げる警告書をドライバーに手渡し、退去を求めた。静岡県警ではこのようなチェックを抜き打ちで実施、時間潰しするドライバーを一掃したいとしている。ちなみにドライバーが出し惜しむ通行料は730円。

《石田真一》

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