WRC第8戦サファリラリーは22日、ケニアの首都ナイロビにゴールした。マキネン(三菱『ランサーエボリューション』)が優勝、ドライバーズポイントでもマクレー(フォード『フォーカスWRC』)を逆転しトップに立った。マキネンはWRC通算23勝目でカンクネン、サインツ、マクレーと並び最多勝。
雨期を避けて7月に変更されたにもかかわらず2日目の午後から天候は崩れ、最終日には一部区間がキャンセルされることとなった。悪条件の中でマクレー、バーンズ(スバル『インプレッサWRC』)、グロンホルム(プジョー『206WRC』)、サインツ(フォード『フォーカスWRC』)などトップドライバー達が次々と脱落。ワークスチームで完走したのはたったの5台、プライベートも含めると全41台の出走車のうち26台がリタイヤした。
マキネンは初日に首位に立つとそのまま差を広げ、途中で石にホイールをヒットさせたものの、大きなトラブルもないままゴール、優勝した。「サファリはとにかくタフで、何度も悔しい思いをしたが、これで今までの悔しさも帳消しだ」という。