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【新聞ウォッチ】小泉・ゴーン会談、CEOを外れた塙会長は“付き人”役

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年6月27日付

●特殊法人ここが許せない「増殖する赤字道路」(読売・1面)

●人間回廊・豊田章一郎トヨタ自動車名誉会長「歴史を学び自己改善」(読売・29面)

●違法な路上駐車阻止へ警視庁と東京都がスクラム(朝日・35面)

●伊フィアット車、リコール届け出(朝日・37面)

●飲酒パトカー、駐在所壊す、山梨県警の警部補を書類送検(朝日・39面)

●世界最速311kmの電気自動車を慶大教授ら開発、横浜でお披露目(朝日・39面)

●株主総会開く、三菱自工、マツダは「謝罪の場に」(毎日・8面)

●ベンツ、価格でも勝負「Cクラス」の新モデル発売へ(産経・6面)

●5月の国内自動車生産、5カ月連続減少(産経・6面)

●小泉首相、日産・ゴーン社長と会談、「日本再生」の秘訣学ぶ?(産経・6面)

●自動車3社、中国向け生産を中止、報復関税で注文ストップ(東京・3面)

●蛇行運転など煽り運転に傷害致死容疑、埼玉県警が元暴走族リーダーを逮捕(東京・29面)

●トヨタが低公害型のガソリン乗用車を大幅に拡充(日経・11面)

●トヨタ、住宅部門にカンパニー制導入、分社化に道筋(日経・11面)

●出光興産、オーナー会長が退任、同族色薄める(日経・11面)

●三菱商事が自動車部品取引ネットの米ANXに20%出資(日経・13面)

ひとくちコメント

日産自動車のカルロス・ゴーン社長が、小泉首相を表敬訪問、首相官邸で約30分にわたって会談したという。きょうの読売などが取り上げている。

重箱の隅をつつくつもりもないが産経と毎日は「改革に取り組むゴーン氏の意見を聞きたい」と、首相の希望で実現したかのように報じているのに対し、読売は「ゴーン氏の打診に首相が応じたもの」と逆の表現で伝えている。朝日は「18日に日産が東京都心の展示場を改装した際、首相が祝辞を贈ったことに、ゴーン社長が礼をする格好で実現した」と玉虫色。

会談中は首相が「どのように目標を達成したのか」「職を失った人たちはどうなったのか」「社長が最も困難だった時期はいつだったか」などと質問攻めというから、「首相が招いた」という表現がぴったりするかもしれない。

それはともかく、朝刊各紙には、首相の行動を分刻みで載せており、「10時、日産自動車の塙義一会長、カルロス・ゴーン社長」(毎日など)と明記されている。だが、記事では塙会長のことは全く触れていない。CEOを外れれば「黙して語らず」、単なる “付き人”役というのもむなしい。小泉総理、ゴーン流改革に“感動”するのもいいが、本当の「痛み」を感じているのは塙会長自身であることもお忘れなく……。
《福田俊之》

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