自衛隊機が! 福祉施設に駐車中のクルマとバスを機銃掃射?

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自衛隊機が! 福祉施設に駐車中のクルマとバスを機銃掃射?
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25日、北海道北広島市の福祉施設の駐車場に置いてあったクルマの後部座席が「バリバリ」という激しい音と共に吹き飛ぶという事故が発生した。防衛庁は午後になってから、対地射撃訓練中だった『F4EJファントム』戦闘機が誤射したことを正式に認めている。

事故が起きたのは午前11時ごろで、北広島市にある福祉施設「北広島リハビリセンター」の駐車場に置いていたクルマやバスの屋根などが轟音と共に吹き飛んだ。当時、現場から10kmほど離れたところにある恵庭市島松の北海道大演習場では、航空自衛隊83航空隊302飛行隊(那覇基地)所属のF4EJファントム戦闘機がロケット弾による対地射撃訓練を行っており、このうち1機が誤って発射した機関砲弾が標的を外れ、200発ほどが市街地へ向けて撃ち込まれてしまったという。射撃されたものはキャプティブと呼ばれる訓練用のもので、炸薬は入っていないが、本物と同様の効果がある。

防衛庁によると、操縦していたパイロットは「ロケット砲のボタンを押したら、引き金を引いていないのに機関砲弾が発射されてしまった」と話しており、機械的なトラブルの可能性もあるとみて、航空自衛隊では機関砲メーカーの関係者とともに誤射の原因を詳しく調べている。

《石田真一》

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