全体相場は3日続伸し、自動車株も総じて堅調。ホンダが、前日比30円高の5530円と続伸。5月2日の年初来高値5630円に迫ってきた。前日、世界戦略車『フィット』を発表し、この日は野村証券が同社の投資判断を「2」から最上位の「1」に変更。8月には売買単位引き下げを控えるなど材料には事欠かず、最高値更新の可能性は大きそうだ。
スズキ、富士重工業が続伸し、ダイハツ工業もしっかり。為替が円安含みで推移していることも支援材料となっている。
一方日産自動車は、前日比8円安の832円と4日ぶりに反落。3日間で70円を超える急騰劇を演じただけに、目先の利益確定売りが先行した格好だ。マツダも3円安の312円と小反落。
三菱自動車工業がさえない。前日比18円安と続落したが、野村証券が投資判断を「3」から「4」に引き下げた。肝心の業績が予断を許さない状況で、リコール問題によるイメージ悪化も拭いきれないようだ。