警察庁は、今月13日に成立した改正道路交通法を受け、3年後を目標に免許証のICカード化を進める方針だが、これに合わせてIC免許証をかざすだけで交通違反の販促切符が自動的に作成・発券できるという『反則切符自動作成システム』の開発を決めた。
改正道交法によって、記載情報を埋め込み型のICチップに入力した新しいタイプの免許証を作成できることになったが、警察庁では偽造防止の他、違反もみ消し防止を避けるため、これらをすべてICチップに入力するというシステムにしていくことをすでに表明している。今回、開発が発表された自動作成システムはこれとリンクしたもので、今まで警官が手作業で作成していた書類を自動的に作るというもの。
今までは手作業によるものだったため、名前や住所などの記載を誤るというケースもあったが、IC免許証にインプットしてあるデータはそのまま利用できるため、これらのミスは無くなり、現場での作業低減にもつながるとしている。