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【新聞ウォッチ】「園部社長に権限はない」とエクロート

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年6月21日付

●三菱自動車、再建計画発表から3カ月、巻き返し託す新車「エアトレック」発売(朝日・10面)

●自動車保険通販の最大手、英ダイレクトライン社の会長表明「効率経営で勝算あり」(読売・8面)

● 奥田碩・日経連会長、セーフガード発動で政府の通商政策批判(読売・9面)

● 三菱自動車、中国の報復措置で中国生産拡大を検討(読売・9面)

● ファイアストン、フォードは「子どものけんか」議員取り込み合戦も過熱(朝日・13面)

● 株主総会、日産などきょうから本格化「経営監視を強化」(日経・3面)

● 住友ゴムとオーツタイヤ、トヨタ株を退職給付信託に拠出(日経・17面)

ひとくちコメント

経営再建中の三菱自動車工業が、一年ぶりの新型車となるRV『エアトレック』の発表会を行なった。きょうの各紙が、経済面で新車の発表記事としては異例なほど大きく取り上げている。

興味深いのは「リコール隠しなどで傷ついたブランドイメージを回復するための切り札」(産経)などの記事と同時に掲載しているスナップ写真。朝日、産経、東京、日経の4紙が新型車のエアトレックをバックに園部孝社長とダイムラークライスラーから派遣されたロルフ・エクロート副社長のツーショットを載せているが、なかでも朝日は握手をしているポーズで、両首脳がスクラムを組んで再建に取り組んでいる姿が読み取れる。

ところが、東京は園部社長だが、読売はエクロート副社長だけのショットを掲載しており、ダイムラー側が経営権を握って再建計画を支配しているかのような印象を与えている。そこで筆者はエクロート副社長を直撃すると「日産のゴーン社長とは親しく交流しており、アドバイスを受けて参考にしているが、彼のようなの独断専行的な手法は好まない。これからも園部社長と歩調をあわせて再建に邁進する」と述べた。

さらに、「園部社長に(後継社長選びなどの)権限はない」と明言、すでに人事権がダイムラー側に移ったことも明らかになった。その意味では読売の扱いが権力構造をリアルに表現している。
《福田俊之》

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