全体相場は大幅続落し、自動車株も全面安。円相場が1ドル=122円台まで下落したことで高く始まったが、その後は小口の売り物に押される展開。市場は対ユーロでの円高傾向を警戒している状況だ。
トヨタ自動車が、前日比40円安の4090円と反落。ホンダも同30円安の5230円と7日ぶりに反落した。三菱自動車工業、いすゞも反落し、富士重工業、スズキがさえない。ダイハツ工業、マツダは前日比変わらず。この日上げた銘柄は、1円高の日産ディーゼル工業1社のみ。
野村証券はこの日発表の企業業績見通しで、今期業績が拡大する業種として、小売、ソフトウェアなどとともに自動車に注目。国内・北米市場の堅調と合理化効果で前期比18%増を予測しているが、肝心の株価は低迷が続いている。