モナコGPで40ラップにわたりデイビッド・クルサードを抑え続け、マクラーレン側から猛反発を受けたアロウズのエンリケ・ベルノルディ。しかしワールドチャンピオン、ミハエル・シューマッハはベルノルディの行為を擁護する発言をした。
「エンリケの行動は正しかったと思う。ルールに反したことは何一つしていないんだから。僕が同じ目にあったら、確かにフラストレーションがたまるだろう。でもそれは仕方がないことだ。どうしても前のドライバーを追いこすことができない時は、その事実を受け止めることも必要なんだ」
「彼の行動は許される範囲を超えていないし、FIAもそう判断している。レース後、マクラーレンの首脳陣がエンリケに詰め寄ったと聞いたけど、彼らのほうこそルールを学ぶべきだね」と、マクラーレン側を批判した。一方のクルサードはベルノルディをいまだに暗に「バカ」呼ばわりするなど、怒りは収まっていない様子。