タイヤ問題でフォード、ファイアストンの意見が一致!?

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タイヤ問題でフォード、ファイアストンの意見が一致!?
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フォードとファイアストンは5日、昨年のタイヤ問題が原因で死亡した遺族が、インディアナポリス連邦地方裁判所に「裁判所が主導となり、リコールの監視を実施する必要がある」と訴えを起こしたこと対して、その必要は生じないとのコメントを明らかにした。

これは昨年夏にフォード『エクスプローラー』を運転中、装着していたファイアストンタイヤが原因で事故を起こし、死亡した運転者の遺族が集団提訴していたもの。訴えの中で遺族側の弁護士は「1300万本もの新たなリコールが発生するということは、昨年夏からのタイヤリコールが適切に行われたかどうか疑わしい。裁判所が主導となり、全ユーザーに対してリコールが適切だったか調査すべきだ」と主張している。

この件に対してフォードは、担当の弁護士が「今回のリコールと、昨年のリコールは別のもの。訴えの根拠がないので棄却を望む」と、裁判所に反訴したことを明らかにしている、また、ファイアストンも「昨年のリコールはすでに終了しており、今になって裁判所がユーザーに確認を取るというのはいかがだろうか。今回のフォードによるリコールは全く理由がないものなので、そもそも一緒に扱われては困る」と、こちらも裁判の必要性に疑問を投げかけた。

《石田真一》

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