エクステリアを担当したうちの一人、松岡智仁デザイナーは『ブレビス』の5ナンバー枠を越えつつもコンパクトに収めたサイズについて、「絶対的なものではなかった」としながらもデザイン以前から決まっており、「やってやる」と意欲をかきたてられたと話す。
ブレビスのデザインで一番の特徴はボンネットからヘッドライトにかけてスムーズにつながるパーティションラインだ。そのパーティションラインを含め、フロントマスクをデザインするにあたっては「マンガとして描きやすい顔」を目指したとのこと。ボディ・サイドは室内がギリギリまで張り出しているためドアはシンプルな面構成とし、ホイール・アーチの張り出しで力強さを持たせている。
立体的なリアコンビランプでエレガントでアクティブなイメージを作り、リアガーニッシュはグリルと共通のモチーフを採用して「前から見ても後ろから見ても同じクルマに見えるように」全体のまとまり感を持たせたそうだ。ボディサイドのキャラクターラインからリアコンビランプを通してリアバンパーまでつながるラインもフロントバンパーとの共通性が感じられる。