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政府の介入でも終わらない、ファイアストンのタイヤ問題

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政府の介入でも終わらない、ファイアストンのタイヤ問題
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アメリカ連邦政府委員会ではフォードが新たに『エクスプローラー』のタイヤリコールを発表した件について、フォードから事情聴取を行う意向を示した。しかしエクスプローラーの独自のタイヤデザインに欠陥があったかどうかの調査は見送られることになりそうだ。

アメリカ運輸省・道路交通安全局(NHTSA) によると、連邦政府による調査は“パーツなどに明らかに欠陥がある”と疑われた場合のみに行われ、タイヤのデザインが横転を招いているという疑惑に対しては手段がないという。これには前例があり、NHTSAでは1990年にフォード『ブロンコ』に横転の可能性が高い、と調査を行ったが、パーツなどに特に欠陥が認められず結局シロとなった。

ファイアストンや消費者グループからは、一連の事故はエクスプローラーに集中しておりクルマの設計やタイヤの空気圧設定に問題があった、という訴えがある。しかし現状でこれを確かめる手段は連邦政府にもない、と判断されたことになる。

一方、事故の原因はあくまでタイヤ、という主張をくり返すフォードでは、今回のタイヤリコールにかかる費用の一部、30億ドルをファイアストンに請求する予定だと言われている。この件をめぐる泥試合がまた始まりそうだ。
《Sachiko Hijikata, US editor》

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