アメリカの自動車工業会では、サイドエアバッグの安全に関する世界基準の設定を強く求めている。そのために世界共通のクラッシュテストの導入を提唱している。その内容は、2004年からまずダミーを使ったテストを行い、その独自基準を定めていく、というもの。
現在NHTSAなどでもサイドエアバッグのクラッシュテストは行われておらず、一見歓迎すべき動きのようにも見られるが、消費者団体などはこれに強く反発。というのもこのクラッシュテストがあくまで業界スタンダードを定めるための閉じられたものであるため。消費者団体では政府がこの動きに介入し、その内容が正当なものであるかどうかを判断すべき、としている。