MGローバーは現在、『MGF』450bhpバージョンの仕上げの真っ最中だ。その名も『MGFエクストリーム』、究極のMGFである。
走行可能となったこのハイパフォーマンスカーのエンジンは、ルマン24時間耐久レースにエントリーするMGローラのスポーツプロトタイプに使用されるものと同様の“Xパワー”2.0リットル「MGXP20」である。
大きめのホイール、フロントとリアのカーブしたボディ・ライン、大きなサイドエアインテイクにサイドスカート、それにボンネット……。空力特性の良さを感じさせるこうしたボディは、ルマンのレースカーを思い起こさせる。
MGFエクストリームに加え、ローバー『75』をベースとした500PS『ZTエクストリーム』も考案されている。このスポーツサルーンにはアップグレードされたV8エンジンが搭載され、FWDからRWDに変身する予定。
これら2台のエクストリーム仕様はプロモーションとデモンストレーションがその目的であり、量産予定は今のところない。MGFエクストリームに関しては、ルマンの開会式でそのゴージャスな姿を披露する。