スペインGP残り1周でのまさかのエンジンブローにより今シーズン初優勝が水の泡と消え、3度目のワールドチャンピオンがかなり遠のいてしまったかに見えるミカ・ハッキネン。しかしメルセデス・モータースポーツ部長のノルベルト・ハウグはまだハッキネンのタイトル獲得の可能性はまだ充分にあると語る。
「彼を軽く見ない方がいいよ。鈴鹿でタイトルが決定したときのことを覚えているだろう。誰もがもうダメだと思ったが、ミカは見事にカムバックした。だから彼は最高のドライバーなんだ。ミカの2001年タイトル獲得は無理だと考えている人が多いと思うけど、僕たちはみんなと正反対のことを考えるようにしている。なぜならそうすることの方が正しい場合が多いからね。まだまだチャンピオンシップは残っているよ」
マシントラブル続きで苦しいレースばかりのハッキネンだが、オーストリアには自信を持ったマシンでチャレンジできそうだ。