全体相場は小幅続伸し、自動車株も総じて堅調。日産自動車が、前日比12円高876円と続伸した。復配発表で収益改善が改めて印象付けられ、再び人気化。一時は3月22日の高値890円にあと3円まで迫る勢いで、出来高も市場第6位と高水準だった。
スズキも、前日比55円高の1572円と大幅続伸。昨年5月以来の高値圏まで上げたが、日産への軽自動車のOEM供給で収益拡大に向けた期待が高い。
トヨタの子会社となることが決まった日野自動車工業も、前日比13円高の595円と続伸。富士重工業が同29円高と上げ、マツダ、三菱自動車工業もしっかり。半面、トヨタ自動車は前日比40円安の3960円と、終値ベースでは3月5日以来の4000円台割れ。同60円安のホンダとともにさえない動きを続けており、人気圏外に置かれている格好だ。