道路交通情報通信システムセンター(VICSセンター)は、VICS車載器の出荷台数が280万台を突破したと発表した。VICSは1996年にサービスを開始しており、それから5年間で280万台に達したことになる。VICSは、渋滞、事故、工事などの道路交通情報をドライバーにリアルタイムで提供するサービス。
2000年度のVICS出荷台数は前年度比24%増の約98万9000台だった。VICS車載器の急速な増加は、情報提供エリアの積極的な拡大を図ってきたこと、カーナビの機能向上と価格低下に加え、カーナビへのVICSの受信機能装着率が6割近くまで増えてきたことによる。また、VICS情報ユーザーからも運転上の心理的余裕や渋滞回避ルートの選択など、VICS情報へのプラスの評価を得ているためと見ている。
VICSセンターは、全国の高速道路、28都道府県の一般道路で、FM多重放送、光ビーコン、電波ビーコンなど、3メディアによるサービスを行なっている。