フェラーリやマセラティの輸入権を持つコーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドは、Jリーグの「東京ヴェルディ1969」とスポンサー契約を締結し、同チームのホームグラウンドである東京スタジアム(東京都調布市)で試合が行われる際、同社の扱う高級車を競技場内で展示するという方針を明らかにした。多くの人目に触れる場所で展示を行うことで拡販を目指す。
展示される車両はフェラーリとマセラティで、東京スタジアムで今期開催される15試合に2台ずつ持ち込む。コーンズでは知名度が低く、売上げが伸び悩んでいるマセラティ車の拡販に力を入れているが「フェラーリの輸入権も持つ会社」ということをアピールするため、当面の間は両メーカーのクルマを展示し、将来的にはマセラティ1本に絞るという。
マセラティといえば、非常にマニア度が高いクルマだが、コーンズのショールームが少なく、また「敷居が高い」と考えられているため、売上げも今ひとつ。起死回生としてのオープン展示だが、本当の目的は観客の中から新たな顧客を作ることではなく、対Jリーガー向けだったりする?