15日に行われたサンマリノGP決勝は、ウィリアムズのラルフ・シューマッハが初優勝を飾った。オープニングラップ1コーナーでトップに立った3位スタートのラルフはそのままトップを一度も譲ることなくチェッカーフラッグを受けた。F1デビュー5年目70戦目にして念願のトップポディウムを獲得したラルフは、ミシュランタイヤとBMWに復帰初優勝をもたらした。
2位にはポールからスタートしたマクラーレンのデイビッド・クルサードが入り6ポイント獲得。計26ポイントとなりミハエル・シューマッハと並んだ。サンマリノが地元となるフェラーリは3位にルーベンス・バリケロが入った。前日の予選で惜しくも8戦連続ポールポジションを逃し、4位スタートだったシューマッハは24周目に左フロントタイヤがパンク。結局リタイアに終わった。
4位にはミカ・ハッキネンが入り、ジョーダン・ホンダのヤルノ・トゥルーリが5位、ハインツハラルド・フレンツェンが6位とダブル入賞した。ラルフの優勝で23戦ぶり2強以外のチームが勝利を上げたことにより、F1はいよいよ3強時代に突入しそうだ。