福岡県警柳川署は12日、スプレーを使って集団で公園の案内板などに落書きをしていたとして、柳川市内在住の暴走族メンバーと名乗る20歳の男性3人と、19歳の少年2人を暴力行為法違反で検挙するとともに、当時現場に居合わせた少年10人も補導したことを明らかにした。
警察の調べによると、このグループは昨年6月、福岡県三橋町内の公園に設置された案内板に自分たちのグループ名などをスプレーを使って落書きし、案内板を読めなくしたり、近くの柳川大橋の欄干に警察を侮辱するメッセージを書き込んだ疑いが持たれている。イタズラ書きの中に柳川市内を中心に活動する暴走族グループの名前が書き込まれていたことから、警察では慎重に捜査を進めていた。
落書きで検挙されるのは全国的に見ても珍しいケースだが、使えなくなった案内板の修復に17万円の費用が掛かったことから、警察ではこれを被害額と認定し、検挙したという。