トヨタ自動車は10日、住友商事と協力し次世代交通システムIMTS(インテリジェント・マルチモード・トランジット・システム)を14日に兵庫県の淡路島で開園する「淡路ファームパーク イングランドの丘」の園内輸送に導入すると発表した。
導入するIMTSは路線バスの経済性と、モノレールなど軌道系交通システムの定時性という2つのメリットを兼ね備えた新交通システム。今回導入するケースでは、園内の2つの地域を結ぶ1200メートルの周回路に、バスをベースにした車両を最大4台走らせる。
システムは路面に敷設した磁気レーンマーカとループアンテナと車両側の通信機による路車間通信で自動的に軌道や速度を制御するもので無人自動運転が可能。当面は手動運転で営業時間外に無人運転のテストを行い、秋から本格的な無人運転に移行する計画だ。