『WiLL VS』に搭載された「1ZZ-FE」エンジンは、『カローラ』、『MR-S』、『RAV-4』などの1.8リットルモデルにも搭載されているトヨタの1.8リットルクラスの主力エンジン。136PSを発生し、10・15モード燃費は15km/リットルとなる。
一方、190PSを発生するハイチューン版「2ZZ-GE」は、『カローラフィールダー』、『アレックス/ランクス』、『セリカ』のホットバージョンに搭載されているものと同じ。こちらの10・15モード燃費は12km/リットルとなる。
VVCのアシスタントプロジェクトマネージャー溝江健治さんによると、「エンジンとトランスミッションは、カローラフィールダーとまったく同じモノです。ロムによるチューンの変更もしていません。10・15モード燃費認定値も同じです。またギア比も同一です。ただカローラよりタイヤの径が大きくなっていますし、ブッシュも専用チューンですから、走ってみると全然違いますよ」とのことだ。
燃費に関しては、同じ1ZZ-FEエンジンと4速ATを搭載し、車重が20kg軽いカローラフィールダーSで、10.7km/リットルというe燃費のデータが残っている。これは、1.8リットルAT車としては2位に0.7km/リットル差をつける図抜けた燃費性能であり、VSもこれにごく近い燃費であることが予想される。