川崎重工業の子会社の川重原動機工事は5日、大型トラック用の吸気フィルターを洗浄し、再生する技術を実用化し、運送会社などに向けた洗浄サービスを開始したことを明らかにした。
同社ではこれまで船舶用ガスタービンエンジンに使われる吸気フィルターなどを、超音波洗浄装置と呼ばれる特殊な機械を使って再生するサービスを行ってきた。これは超音波によって真空の泡を水槽内で発生させ、その泡で汚れを洗い落とす技術で、大型トラック用のフィルターなら5回程度は再利用できるという。
洗浄料金は新品購入コストの半分程度となる7000円程度に設定することで、値ごろ感を出し、再生利用をアピールしていく。