新型『ステップワゴン』は、「子供の視点」に基づいて開発が行われたという。大人には思いもよらず、子供にいちばんウケたのは、意外にもシートバックに取りつけることの出来るリュックサック、「キッズ・シートバックパック」だったそうだ。
「お子さんがいる方ならお分かりだと思うんですが、子供はクルマに乗るときに、かならずぬいぐるみとか持ちこんで乗りたいわけです。それもひとつではなく、なるべくたくさん。このバックパックをつけたことで、子供は“自分の持ち物”をクルマの中に持ちこめることが出来るわけです」
「さらにそのことによって、クルマのなかに“自分の領土”が出来るんですね。それがすごくウレシイらしくて。多くの子供が興奮していました。つまり子供はやはり、クルマはそのままでは自分のモノ、自分の場所だとは思っていなかったんです」とチーフエンジニアの竹村宏さん。
