日産自動車は4日、系列部品メーカーであるナイルス部品の保有株式全株を米国の投資会社であるリップルウッド・ホールディングスの投資ファンドに譲渡することで合意したと発表した。
日産は再建計画「日産リバイバルプラン(NRP)」の計画に沿って系列部品メーカーの株式譲渡を進めており今回のナイルス部品株の譲渡もその一環。
日産はナイルス部品の全発行済株式の40%を保有しており、今回はこの全株を売却する。こうした株式売却を今後も進めることで売却益を借金返済に充て、自動車事業の連結有利子負債を1999年度末の1兆3500億円から、2002年度までに7000億円以下に削減する。