ホンダは2日、カナダのバラード・パワー・システムズと燃料電池の購入について合意に達し、調印したことを明らかにした。契約にはサポートサービスも含まれ、こちらは2002年末まで有効となっている。
ホンダが購入したのは、バラード社が開発した最新鋭の燃料電池である『Mark 900』シリーズで、購入金額は1億6500万ドル(約207億円)となっている。この燃料電池は、プロトン交換膜によって水素と酸素を反応させて発電、排ガスを発生させないクリーン・エネルギー源。
バラードでは燃料電池車を開発しているダイムラー・クライスラーやフォード、日産自動車、フォルクスワーゲン、ヤマハなどに出荷済みで、ホンダでも燃料電池試験車に搭載した実績がある。