駐車場待ちのクルマは迷惑---地元が高島屋に改善要求

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駐車場待ちのクルマは迷惑---地元が高島屋に改善要求
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京都市の大規模小売店舗立地審議会は28日、京都市内のホテルで会合を開き、京都高島屋の駐車場待ち車両による交通渋滞問題を審議して、顧客に公共交通機関の利用を促進、徹底させるように高島屋の幹部に要求した。

京都高島屋は、市中心部を東西に進む四条通り、南北に突き抜ける河原町通りに面している。両方とも交通量が多い京都の基幹道路だが、休日になると同店の駐車場への入場を待つクルマの列が長く伸び、最も混雑する場合にはその長さが500メートルを超えることもあるという。

高島屋側は審議会の席上、すでに検討した交通対策として「5月を目標に近隣の有料駐車場の利用もできるようにして顧客のクルマを誘導したり、市営の100円バスの利用を呼びかけることで渋滞緩和に務めたい」と説明したが、審議委員からは「チケットを配るなど、公共交通の利用を促進する具体策が必要」という意見や、「公道の交通を遮断する形で長時間にわたる駐車場待ちを行わせるのは問題だ」等の意見が出された。

高島屋側は再検討することを約束したが、京都の中心部は逃げ道となる双方向通行のできる二車線道路が少なく、あったとしてもそれはすでに基幹道路として交通が集中しているため、この問題解決は困難といえる。

《石田真一》

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