日産自動車は29日、再建計画「日産リバイバルプラン(NRP)」によって閉鎖を決めていた東京都の村山工場での車両生産を全て停止した。27日の日産車体京都工場、愛知機械工業港工場の閉鎖に続くもので、これによって日産の国内生産力は240万台から165万台に減少、製造に従事する従業員数も大幅に減ることになる。
村山工場は1966年に合併した旧プリンス自動車工業の施設を引き継ぎ、『スカイライン』などの主力車種を年間40万台規模で生産してきた。今回の閉鎖により、同工場で製造していた車種は全て他の工場に移管されている。
従業員は昨年の時点では約2800人だったが、すでに1800人は他工場に異動しており、残った従業員が今後の残務整理に当たる。