HRD(ホンダ・レーシング・デベロップメント)のテクニカル・ダイレクター、西澤一俊は、18日のマレーシアGPについて「BARホンダのスタッフにとっては、不運な一日だったとしか言いようがない」と語る。2周目に入ったところで、9番手のオリビエ・パニスが、マシン後部から火を吹いて止まってしまう。4周目にビルヌーブもスピンしてコースアウト、そのままリタイヤ。
西澤ダイレクターは「オリビエのクルマのトラブルの原因については、現在調査中」だという。いっぽうBARホンダ代表のクレイグ・ポロックも「チームにとってまったく残念としか言いようがない」と言う。
「前回のレースでクルマを一台壊したので、それを補充するためにファクトリーでは突貫作業を余儀なくされ、チーム全体が一丸となって頑張ったのだから。気持ちを切り替えてブラジルではより良い成績を目指す」