オーテックジャパンは15日、身障者向けの運転装置を備えた「ライフケアビークル(Life care Vehicle)」シリーズの6車種を新たに設定。同日から販売を開始した。『プリメーラ』、『プリメーラワゴン』、『ブルーバードシルフィ』など、最近発売された車種も含んでいる。
今回発売されたライフケアビークルには、同社が開発した「オーテックドライブギア」という手動運転装置が追加されている。アクセル・ブレーキを左手で操作するコントロールグリップと、右手でステアリングを操作するためのステアリングノブが装備されているというのは、これまでの車両と同様だが、コントロールグリップとステアリングノブに「花梨(かりん)」の自然木から削り出したウッドグリップ、ウッドノブを採用するなど、デザイン性を重視した。
また、アクセルやブレーキ操作には、操作の感覚がダイレクトに手に伝わるよう、ワイヤー式を採用。ブレーキはダブルワイヤーとするなど、信頼性も抜群となっている。
価格は『プリメーラ 20L』をベースとしたものが245万円、同ワゴンが255万円。『ブルーバードシルフィ』ベースのものが195万4000円。