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【新聞ウォッチ】「プジョー・シトロエンと合弁交渉」トヨタの思惑は?

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年3月16日付

●トヨタ、仏プジョーと合弁交渉、欧州で2004年めどに800CCの小型戦略車共同生産(東京・1面、関連記事・9面)

●株、この一番「日産自動車」(産経・12面)

●外環状道路、地下化で再検討へ、住民の意識に変化(産経・22面)

●豊田合成の新社長に松浦剛副社長昇格へ(読売・11面)

●ボルボ・カーズ・ジャパン、オープンカー「ボルボC70カブリオレ」発売(読売・11面)

●自動車リコール届け出、今年度過去最高件数(読売・38面)

●さくら銀行、トヨタ系サイトの買い物、ローンで支払い(日経・7面)

●トヨタ、英国でエンジン生産倍増(日経・11面)

●独ダイムラー、三菱自動車との販売統合を検討(日経・11面)

●トヨタ、日野株買い増し、出資比率36.6%に引き上げ(日経・11面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車と仏プジョー・シトロエン・グループ(PSA)が、排気量800ccクラスの小型戦略車の開発、生産で提携交渉に入った、ときょうの東京新聞が1面トップで報じている。東京というよりも同系列の中日新聞の“特ダネ”である。それによると、車両を共同開発し、2004年をめどに折半出資による合弁会社を設立、年間40万台前後を生産する方針という。

両社は昨年から交渉を続けており、年内の合意を目指す段取りとも伝えている。今回のプジョーとの合弁交渉は、米国市場と比べて極端にシェアの低い欧州市場で、ニーズの高い低燃費のスモールカーを現地生産して巻き返しを図るためだが、英国や仏工場のように単独進出としないのは欧州メーカーとの摩擦を回避するためのトヨタ流気配りである。

このプロジェクトに子会社のダイハツ工業も加わるという。先日、ダイハツの山田隆哉社長にインタビューをしたが、トヨタとの海外事業について、具体的な国や相手はお茶を濁していたものの、「年内までには発表できる」と明言していた。スモールカーを得意とするダイハツを完全子会社化して抱き込んだのも、スモールカー分野でも世界市場で優位に戦いたいという狙いがある。トヨタはリスクを回避できる一方で、蚊帳の外に置かれがちだったダイハツにとっては、自らの存在感をアピールする絶好のチャンスでもある。

《福田俊之》

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