運輸低公害車普及機構は、圧縮天然ガス(CNG)車用ガス容器の公開入札を実施することになった。CNG車の価格が高騰する原因に、ガスタンクの価格自体が高いことが理由となっているため、入札制度を採用することによって価格の低減を図る。
CNG車の価格はディーゼル車の1.5〜1.6倍で、価格の高さがCNG車の普及を妨げている。CNG車部品のうち、最も高いのはガス容器で、全体の4割を占めている。このため同機構が公開入札を行い、ガス容器の低減を促す。入札には、岩谷産業、高圧昭和ボンベ、鋼管ドラム、帝人、三井物産の5社が参加する。
最低価格をつけたガス容器について同機構が自動車メーカーに知らせ、CNG車価格の低減に結びつける予定。入札は19日に実施され、価格は公表される。