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【ジュネーブ・ショー2001速報】ジャガーがつくった4WD、『Xタイプ』に搭載される

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『Xタイプ』は今年6月、販売を開始する。2種類のV6エンジン、5MTまたは5ATが設定され、駆動方式はいずれもフルタイム4WDである。

しかしターボディーゼル・エンジンの設定がなく、これではヨーロッパ市場でライバルと張り合うのは難しいのではないか。ライバルが現在、もしくはこの先、最新技術を用いたディーゼルをエンジンラインナップに持つ状況で、これはXタイプの最大の欠点だろう。ジャガーではいずれディーゼルを開発するとは言っているものの、今のところジャガーならではの力強く洗練された走りを約束するエンジンは存在していない。

2.5リットルと3.0リットルのV6エンジンは、この新型ジャガーをコンパクト・エグゼクティブサルーンのクラストップの座に導く。両方とも『Sタイプ』に使用されている3.0リットルエンジンをベースとしたオールアルミ製24バルブエンジンである。

しかし、シリンダーへッド、カムシャフト、エレクトロニクスなどを見ると、このエンジンは『XJ8』のV8エンジンに近いことが分かる。そしてエンジン回転数に応じてバルブ開閉タイミングが変化するカムシャフトは、全回転域においてパワフルでスムーズ、そして燃費の良い走りを可能にしている。

エンジン出力は2.5リットルでは194PS、3.0リットルでは231PSを発生。ベースであるフォード『モンデオ』が横置きのエンジンであるため、結果としてXタイプは4WDの採用を余儀なくされた。ジャガーといえば通常RWDであるが、横置きエンジン・レイアウトでRWDにすることは難しい。4WDを用いることでジャガーの名前に傷が付くようなことはない、とジャガー内部の人々は断言する。

ジャガーが独自開発した「トラクション4」システムにより、通常はエンジントルクの40%が前輪に、残りの60%が後輪にそれぞれ分配される。しかし、センターデフのビスカスカップリングが前後いずれかの車軸にホイールスリップを察知すると、その配分レシオが自動的に変わる。

4WDを採用することでコストや重量が大きくなり、パフォーマンスや燃費にも影響を及ぼすことははジャガーも認めている。しかし、Xタイプの走りがほかのジャガーと同様に優れていることを確実にするためには、どんな妥協も許さなかったという。
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