また!? ファイアストンが設計ミスで10万本をリコール

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また!? ファイアストンが設計ミスで10万本をリコール
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ファイアストンは20日、日産自動車がアメリカで生産している『アルティマ』(日本名『ブルーバード』)に装着したタイヤに構造上の欠陥があるとして、9万8500本を対象としたリコールを発表した。同社が大量リコールを行うのは昨年8月の『ウィルダネス』に続き、今回が二度目。

このタイヤはファイアストンが北米市場向けに販売している『ファイアホークGTA-02』のうち、205/55R16サイズのもの。タイヤの内側にある鉄製の補強材の設計が不適切で、素材の密度が希薄になるため、強度が逆に失われることとなり、走行を繰り返しているうちに表面のゴム面へ無数のクラックが走るという。一気に空気圧が失われることはないが、最悪の場合にはこのクラックから徐々に空気が抜けていく「スローパンクチャー」の状態に発展する。

GTA-02は、汎用タイヤの『ファイアホークGTA』をアルティマ用にチューンしたものであり、ほぼ全量が新車用タイヤとして日産に納入され、2000年モデルと2001年モデルに装着されている。アルティマの販売地域は北米、中米地域のため、リコール対象は数カ国になる見込み。

ファイアストンでは該当するアルティマユーザーには3月12日までにリコールの案内を送付し、交換を促す方針だ。

《石田真一》

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