全体相場は反落したが、自動車株は高安まちまち。この日注目を集めたのが、新車『トリビュート』が好調なマツダ。前週末比19円高の309円と続伸し、終値では昨年6月12日以来8カ月ぶりに300円台を回復した。
国土交通省が先週9日、同社に燃料電池車の試験車両の公道走行を認可したが、これは国内で初のケース。さらに同日、外資系の日興ソロモンが格付けを引き上げ、目標株価を400円に設定するなど、新規材料に事欠かない。出来高も市場11位へとボリュームアップし、一躍目の離せない存在になってきた。
トヨタ自動車は、前週末比50円高の4000円と、7日ぶりに4000円台を回復した。上値には売りが控えているが、実態のよさに注目する投資家は多い。日産自動車は、一時10円高まで買われたが、結局は前週末比3円安の704円と小反落。依然、売り買いが交錯する状況が続いている。