埼玉県、浦和市、国際興業、コスモ石油は、ディーゼル車対策の官民モデル事業として、国際興業のバスにDPFを装着する。官民合同でこうしたディーゼル車対策を行うのは全国でも初めて。
DPF装着のための事業費は埼玉県が2000万円、浦和市が1000万円を支出し、それぞれ2001年度予算内に計上する。計画では国際興業が運行するバス20台にDPFを装着する。コスモ石油はPM(粒子状物質)の排出を抑制できる低硫化軽油を同社のバス80台に供給する。DPF購入費用と軽油を低硫黄化する費用を県と市が補助する。
埼玉県では、ディーゼル車へのDPF装着義務付けの条例化も検討しており、ディーゼル対策を東京都と並んで力を入れる。