【新聞ウォッチ】自動車業界のIT革命、米が一刀両断!?

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年1月29日付

●三菱自動車リコール隠し株主代表訴訟に先手? 過料400万円 役員が弁済(朝日・38面))

●フィリピン12月自動車販売17%減(日経・11面)

●インドネシア2000年国内新車販売台数前年の3.2倍に(日経・11面)

●ネット対応は自動車業界がもっとも出遅れ 米会計事務所調べ 部品取り引きなど進まず

ひとくちコメント

月曜の朝は、日本経済新聞を除いて、新聞の経済面はお休み。日経以外で自動車の話題を掲載したのは朝日新聞1紙だけ。日経もおもに海外の自動車ネタを扱うにとどまった。朝刊チェッカーとしてはいささかモノ足りない。

そのなかで目を引いたのは、日経15面の「自動車のIT化出遅れvの記事。米大手会計事務所、KPMGの自動車業界担当、ブライアン・アンブロワ-ス氏は、自動車業界では、部品メーカーが完成車メーカーに不信感を持っており、電子商取引による取引を拒んでいると分析。ネット販売も消費者は店頭でクルマを見て買いたいと思っていると説明したとのこと。

最近は日本も自動車のオンライン注文サイトも増え、ソフトバンクがインターネットによる商取引サイトを開設するなど、自動車もずいぶんIT化が進んだというイメージがあるが、電機、流通、金融などのIT化に比べると大きく出遅れて、情報収集のレベルに止まっているのだという。それにしても、医薬品業界にまで負けていると言われては、なんらかの巻き返しが必要か?

《福田俊之》

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