全体相場は3日続落し、自動車株も総じて軟調。その中で、スズキの前日比38円高の1199円と大幅続伸した。日産、GMへの軽自動車OEM供給、軽自動車部門で27年連続のトップ、新『エリオ』の投入など、材料には事欠かない。出来高を伴った上げで、好実態を背景に自動車株の中で一人気を吐いた格好だ。
トヨタ自動車も、前日比40円高の3890円と小幅続伸。SUV向けV6エンジン製造のため、米ウエストバージニア工場に大型投資を行うとの観測が流れていた。ただし、持ち合い解消の売りに上値は重い。
日産自動車は、前日比9円安の679円と反落。700円水準に近づくと売り物に押される展開が続いている。富士重工業、日産ディーゼル工業は堅調だったが、マツダ、三菱自動車、いすゞ自動車は続落した。